医療界におけるコーチングの可能性

母に「あんた絶対今後必要になるから。」とだけ言われ、

唐突に参加しました銀座コーチングスクールS先生が主催の「気軽な平日ファシリテーション練習会」。


 

ファシリテーションとは

 

まず、ファシリテーションとは集団による知的相互作用を促進する動きという定義です。

簡単にいうと会話を弾ませることでしょうか。

そもそも、ファシリテーターというのは会議においてのみ使われる言葉とばかり思っていましたが、

「集団」とは家族とか友人とか身近な単位でも良いらしいです。

この段階でファシリテーションという言葉の身近さがぐっと増しました。

この会の目的は合意形成のための収束ポイントになる質問を考えるというものです。

ある議題で模擬会議を行い、自分たちで作った質問を使い合意形成を行います。

このファシリテーション技術を用いると40分間の模擬会議で驚く間に合意形成がされました。

日常生活にも当然使える技であり、実はなんら難しくありません。

この技術を習得したい人はお近くの練習会にを探して参加すべしです!

コーチング

そして、今日の学びはそれだけではなくコーチングです。

コーチング(coaching)とは、人材開発の技法の一つ。 対話によって相手の自己実現や目標達成を図る技術です。 相手の話をよく聴き(傾聴)、感じたことを伝えて承認し、質問することで、自発的な行動を促すとするコミュニケーション技法。

by ウィキペディア

簡単に言うと、聞くスキル、そして自己肯定感を生み出すスキルでしょうか。

正直、母がコーチングを学ぶまで、コーチングというコミュニケーション技術があることを知りませんでした。

コーチングの存在を知ってから、話しやすいなと思っていた方が実はコーチングを学んでいたりとコーチングはどうやら世間に浸透をしているらしいです。

そして、コーチングを学んでいる人は皆、何かきっかけがあり物凄い内発的なエネルギーを感じます。

他にも、図書館をぶらついていると2016年 09月号「治療」に取り上げられているなど、医療界にも話題になりつつあるのかもしれません。

「治療」に特集されていたのは確か、指導医の研修医への接し方や糖尿病を患う患者への生活指導をコーチングを使ってどのように行うかでした。

 

医療界での上流と下流

話は変わりますが、「Look upstream」という格言が医療界にはあります。

「upstream」とは「上流」でという意味で、「上流を見よ」という役になります。

詳しく説明しますと長くなるので簡単に説明すると、肺癌患者を多く救いたかったら、そもそもタバコを吸うこと自体を禁止にしろという話です。

つまり、肺癌=下流の原因にはタバコ=上流があるので、その上流因子を除外しろということです。

メンタルヘルスにおけるコーチングの有用性

そこで、コーチングは上流から流れてくる汚染を途中で浄化するものとなりうのではないかということをS先生の話から感じました。

というのは、働いている人のメンタルヘルスを保つのにコーチングが有用なのではないかと感じたのです。

カウンセリングというと、如何しても心が既に病んでしまった人に対して行うもののイメージは強いかと思います。

コーチングは健康な人に対して行い、その人の潜在性を高めるものでポジティブな印象を受けます。

精神疾患になる前の健常な人にこそコーチングを行うことで、未病を防ぐことができる可能性があると強く感じます。

医学生への提案

コーチングは是非医学生が学ぶと有益かと思います。

臨床実習で何か患者さんとの会話で困ったなど実体験が伴ったときに、

コーチングを思い出してもらえると良いかもしれない。

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