健康のまちづくり

どうも、「華岡、研修医になるげんて」、略して「はなるん」の華岡です。

今日は午前中は救急外来に午後からは病棟に、働いているとあっという間に1日が過ぎ去り、あれ?こんなに1日ッて短かったけ?と思う日々が続いています。

それもこれも、ようやく医師として働くことができ、自分の好きなことをできているからでしょうか。

 

社会疫学

ちょくちょくこのブログでも書いています、「社会疫学」という分野に今、一番関心を向いています。

社会疫学とは、ウィキペディア先生によると、以下のような学問です。

社会疫学社会構造要因という危険因子が健康状態に与える影響に特に焦点を当てた疫学と定義され,社会の状態が集団あるいは個人の健康に影響を与えるという古典的公衆衛生課題を最新の疫学理論・手法で検証しようとする疫学 である。

そして、具体的に衝撃的だったもので、社会疫学の父と呼ばれるハーバード大学公衆衛生学教授のイチロー・カワチ先生のグループが実施した研究があります。

Kanamori S, Kai Y, Kondo K, Hirai H, Ichida Y, et al. (2012) Participation in Sports Organizations and the Prevention of Functional Disability in Older
Japanese: The AGES Cohort Study. PLoS ONE 7(11): e51061. doi:10.1371/journal.pone.0051061

この論文では日本人の65歳以上の高齢者を4つのグループに分け、機能障害(介護)に陥りやすい群はどれか研究を行いました。

4つのグループとは

1つ目は、地域のサークルに参加してスポーツを行う群

2つ目は、地域のサークルに参加はするが、スポーツは行わず見学している群

3つ目は、スポーツを個人で行う群

4つ目は、何も行わない群

機能障害(介護)に陥りやすいのは

皆さんも容易に想像が付きますように、4つ目の群の何も行わないです。

そして、一番、機能障害(介護)に陥らなかったのも1つ目の群の、地域のサークルに所属してスポーツを行う群です。

 

問題は2つ目と3つ目です。

皆さんはどっちだと思いますか??2つ目のグループに至っては、結局4つ目と代わらない気がしますよね。

そうすると、当然、スポーツしている方が健康にいいだろう。と思われるかもしれません。

 

結果は、、、、、2つ目と3つ目の群の間では有意差がはっきりと出なかった。

つまり、個人で運動する群と、地域のサークル活動に参加はするが、スポーツはしないという群では機能障害(介護)に陥りやすさでは大きな違いはないとのことです。

 

このことは私にとって、いろいろな意味で凄い衝撃的でした。

まず、こんなことが研究になるのかと。そして、当然、結果に関しても。

これは、地域の繋がりや社会参加が健康に寄与すると示したもので、これからの社会を作っていく上でも大きなヒントになると思います。

 

最初の自分の好きなことをできる社会と似ているのですが、各々が社会参加し、自己実現可能な社会というのが究極の健康のまちづくりなのではないかと最近思うのです。

その想いを持って、あることに今後挑戦していきたいと考えています。

それに関してはまたおいおい。

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