おもしろ研究~健康はみんなのもの~

どうも、「華岡、研修医になるげんて」、略して「はなるん」の華岡です。

「なるげんて」というのは金沢弁で「なるらしいよ」という意味です。

野望としましては研修医→総合診療医→???とこのブログとともに進化していきたいです。

そして、肩書の枠に捉われず究極の「まちづくり」を目指して様々なことに挑戦していきたいと考えています。

 

今日の一日

今日は訪問介護に同行させて頂きました。

一言でいうと「衝撃」。

訪問診療には何度か同行したことありましたが、それとは患者さんに対する視点が全く異なりました。

訪問診療では、簡単な身体診察をして薬の管理、最近の体調を伺って終わり、というのが多いです。

正直、訪問診療によって直に患者さんの生活を感じられた気になっていましたが、訪問介護に同行し、具体的に要介護5の生活がどんなものかを体感できました。

要介護5とは、要介護4の状態よりさらに動作能力が低下し、意思の伝達も困難になり、介護無しには日常生活を送ることが不可能な状態です。

そういうものは、実際に食事の介助をするであったり、おむつを替えてみたり、体位変換をしてみたりすることでわかってくるような気がします。

介護士さん、、、恐るべし。

 

NEJMの論文

2018年4月8日のNEJMの論文でおもしろい論文を見つけました。

題名は A Cluster-Randomized Trial of Blood Pressure Reduction in Black Barbershops

論文番号は n engl j med 378;14 nejm.org April 5, 2018

黒人経営の理髪店、52店舗で140mmHg以上の収縮期血圧を有する319人の黒人男性の利用者に対して行った研究です。

介入は参加者のかかりつけ医と協力関係の下で薬剤師からの指導及び処方です。

比較対象となる群は理髪師がライフスタイルの変更と病院受診を奨励した群でした。

アウトカムはベースライン時の平均収縮期血圧は、介入群で152.8mmHg、対照群で154.6mmHgであった。 6ヵ月後、平均収縮期血圧は、介入群では27.0mmHg(125.8mmHg)、対照群では9.3mmHg(145.4mmHg)減少しました。 介入では平均減少は21.6mmHgでした(95%信頼区間、14.7〜28.4; P <0.001)。 介入群の参加者の63.6%と対照群の参加者の11.7%との間で、130 / 80mmHg未満の血圧レベルが達成されした(P <0.001)。 介入群では、コホート保持率は95%であり、有害事象はほとんどありませんでした(急性腎障害の3例)。

 

何が新しいかと言えば、高血圧の管理が不十分な患者さんに対して理髪店で薬剤師さんから指導してもらうことでしょうか。

結果の予測はなんとなく簡単についたでしょう。

これからは、このような介入がもっと必要になってくるのではないかと感じています。

 

病院に対してポジティブな印象をもっている人はこの世にはいないかと思います。

病院というのはどうしても、行くのが嫌だったり、後回しにしたいものです。

わたしも同じ気持ちです。

華岡の想い

医療=健康ではなく、日常の各一場面が全て健康に繋がっていまし。

その健康管理や健康に対する意識喚起を非日常の病院ではなく、日常の理髪店の中で行えれば気軽にたくさんの人が享受できます。

これからは健康というものを医療界だけの特権という認識を打ち破り、日常にもっともっと近づけていくことが大切だと私は思います。

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