L/H比ってなんぞや?

 コレステロールが異常に高く、アトルバスタチンを飲み始めました。

 現在28歳なのですが、LDL-Cで180mg/dlを有に超え、祖父が若年発症の狭心症ということで、家族性高コレステロール血症の診断基準を見事に満たして苦渋の決断で服用しました。

 横紋筋融解症という、重大な副作用がよく知られていますが服用後3日にはなんとも言えぬ腰痛が出現して一度服用を中止しておりました。ですが、チャレンジ精神旺盛に、服用を再開したところ現在は特段に副作用もなく継続できています。

 命に別状は無いが、このような副作用で患者さんは薬剤の内服を中止に至るのかと身にしみる体験でした。それを知ってるが故に、自身の場合はCKがちゃんと上がるまで飲んでやると、果敢に挑戦したところ、無事継続できているのであの腰痛はたまたまだったのでしょうか。

 

 まあ、そんなことはさておき、本日の採血でLDL-Cが96mg/dlにまで低下したのに、いわゆる善玉とされるHDL-Cは40台で据え置きでした。そして、今まで見向きもしなかった「L/H比」という値がなんとまだ赤文字の高値認定をされているのではないでしょうか。

 恥ずかしながら、「L/H比」がなんぞやとは全然知りませんでした。

 調べてみると、香川大学より以下の論文がありました。

 

 

Role of the Low-Density Lipoprotein-Cholesterol/High-Density Lipoprotein-Cholesterol Ratio in Predicting Serial Changes in the Lipid Component of Coronary Plaque

2017 Volume 81 Issue 10 Pages 1439-1446

背景:冠動脈プラークの脂質成分は、その脆弱性と関連している。本研究の目的は、統合後方散乱血管内超音波検査(IB-IVUS)で評価した冠動脈プラークの脂質成分の連続的な変化を予測する上で、どの冠動脈リスク因子が関連しているかを検討することであった。

方法と結果:IB-IVUSガイド付き経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けた104例を登録し、6ヵ月後にIB-IVUSを繰り返し実施して追跡調査を行った。IB-IVUSでの血漿リポタンパク質値の連続的変化と冠動脈プラークの脂質成分の割合を調べた。多変量線形回帰分析では,L/H比は,PCI時の冠動脈プラークの脂質成分の割合と独立して有意な固定効果を有していた。また,6ヵ月後のL/H比の変化は冠動脈プラークの脂質成分と有意に関連していた(回帰係数,9.645;95%CI:5.814-13.475;P<0.0001)。

結論:L/H比は冠動脈プラークの脂質成分を予測する上で最も関連性の高いパラメータであった。さらに、L/H比を厳密に管理することで、LDL-C <100 mg/dLの患者でも、この脂質成分を減少させることができる可能性がある。

 

 

私見

以前、

Lipid Management for the Prevention of Atherosclerotic Cardiovascular Disease

高脂血症の管理(総説)NEJM, Oct.17.2019

NEJMの高脂血症の管理の総説で、衝撃だったのは、

この数年で LDL コレステロールは「低ければ低いほどよい」であり、
「LDL<10 ㎎/dl であっても支障はない」ことが世間の流れらしいです。


下げるほど心血管リスクは低下していくと、そんな馬鹿な!とツッコミを入れたくなることが書かれていました。

わたしの場合はLDL-Cが100mg/dl以下まで下がったにも関わらずL/H比がまだ2以上であり、まだまだ下げれということでしょうか。。。

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